ダブルストマなんてへっちゃら!でもトリプルだとへこむわ。
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ちょっと反論

阿鬼羅さんが日記で、日本の人口について書かれている。 21世紀の中葉には、いまの2/3の8~9000万人に減ると云われているが実際には、そんなには減らないんじゃないかと。 でもボクは、どかすか減っていくんじゃないかと思う。 まず、家庭を持つことにコストがかかりすぎるようになったこと。 てか、給与が減って結婚できないとか。 当然、子供なんてコストのかかるものは、持ちたくても持てないんじゃないだろうか。 そして、ちょっと古いが2009年4月30日発行の朝日ジャーナル(週刊朝日緊急増刊)に興味深い論評が載っている。 社会学者見田宗介氏の『現代社会はどこに向かうか』というタイトル。 少々長いが一部を引用してみる。

一定の環境条件の中に、たとえば孤立した森の空間に、この森の環境要件によく適合した動物種を新しく入れて放つと、初めは少しずつ増殖し、ある時期急速な、時に「爆発的」な増殖期を迎え、この森の環境容量の限界に接近すると、再び増殖を減速し、やがて停止して、安定平衡期に入る。
動物学者がロジスティックス曲線と呼ぶS字形の曲線である。 これは成功した動物種であり、ある生物種は繁栄の頂点の後、滅亡にいたる。 これを「修正ロジスティックス曲線」という。

中略

1960年代には地球の「人口爆発」が主要な問題であったけれども、前世紀末には反転して、ヨーロッパや日本のような「先進」産業諸国では「少子化」が深刻な問題となった。 「南の国々」を含む世界全体は未だに人口爆発が止まらないというイメージが今日もあるが、実際に世界全体の人口増加率の数字を検証してみるとおどろくことに、1970年を先鋭な分水嶺として、それ以降は急速にかつ一貫して増加率が低下している。

ボクは、とってもこの説に賛同するんだけど、もう人類はピークを迎えちゃってあとは衰退てか滅亡しかありえないんじゃないだろうか。 その中でも、日本はトップランナーなんじゃない? 震災のあと、“絆”とか調子こいて結婚が増えたとか云ってるけど、所詮、焼け石に水じゃないかとボクは思う。 そして、東京電力福島第一原子力発電所の事故を忘れるわけにはいかない。 5年、10年経ってみい、放射能の影響で相当ヤバいことになってると思うぞ。
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はれ

3 commenti:

mm ha detto...

国や人類としては増加を望み、個人や地球規模の観方では増加は困難。人口のグラフのベクトルがどっちへ向いているかの判断は難しい。原発問題についてもしかり。島国だけど海も空も繋がっていますから。少なくとも楽観的には考えられないですよね。

原発があるということは、核兵器持っていない国だって自爆テロの覚悟であちこちの原発にミサイル撃っちゃえばあっという間に核戦争。
大袈裟に言えば人間の理性が試されている時代なのかも。

あくび ha detto...

あと10年もすれば、あなたも白血病?
あら、あなたは甲状腺?
あのときのねぇ〜、放射能のせいなのかしらね〜
とかいいつつ、10人にひとりは死ぬ時代に。
で、計算できないけど、日本の人口は減って行く、
と。
人類は遺伝子キャリアだって法則からいくと、
草食系男子やおねえが増えていることも、
関係していくんじゃないかな。

でもだいぶ前に、東京は50年後に海になる、
っていうのも聞いたことあるんだけど。
その頃は生きてないから、ま、いっか。

畜楽館主人 ha detto...

mmさん
人類に理性はあるかもしれませんが、どうやら日本人には無いような気がしてきました。

あくびさん
草食系男子やおねえ系というのはなるほどな気がします。スルドい!
東京が50年後に海になるって(云う説を)知らなかった。ちょっと興味アリ。